随想

仏典に関するメモ

無生法忍【仏典に関するメモ】

無生法忍についていろいろググってみた。日本語のと、サンスクリット語でも調べてみた。「忍」には、「我慢、忍耐」という辛めの意味と「安住、確信」というポジティブな意味の二通りが込められているようだ。
仏典に関するメモ

E=mc² 【仏典に関するメモ】

E=mc²mという質量は、それに光速度cの二乗をかけたエネルギーに変換される。このエネルギーは、プランクの定数hに光の振動数ν(ニュー)をかけたものに等しい。真空とは何もない状態ではなく、不確定性原理により許される短い時間内で、絶えず粒子と...
随想

【仏典に関するメモ】仏教キーワード集

仏典に出てくる気になる言葉やフレーズの意味や背景などを調べたメモ集になります。メモ書きぐらいの長さでまとめていきたいです。ちょっとずつ足していきます。 2022/02/24~
仏典に関するメモ

日本の仏教公伝【仏典に関するメモ】

日本の仏教公伝は、西暦552年とされている。大中華をメイン思想に据えた古代中国の覇権主義的膨張に対抗するため、大和王権は国家鎮護の精神的支柱として仏教を導入した。仏教の伝来自体は個人レベルでいろいろあったようだが、「公伝」というのは大和王権...
仏典に関するメモ

如来は最末法に現れる【仏典に関するメモ】

通常の仏教では「三時」と言って、如来の教えの変貌にしたがって「正法、像法、末法」の三つの時代区分が設定されている。だが実は、末法の次に「最末法」の時代が来る(小宮光二)。「正法の如来、像法の如来、そして最末法に如来が生まれてくる」。あるいはまた「如来は最末法にしか現れない」とも。
仏典に関するメモ

末法と最澄~法華経 安楽行品など【仏典に関するメモ】

日本での末法について。日本の仏教界では、最澄が書いたと言われる文書(『末法燈明記』)をもとに、末法のスタートは西暦1052年、という具合に設定されているようだ。最澄は天台宗を弘めるにあたり安楽行品を引いて「末法だからこそ法華経を説くんだ!」と、混迷と騒乱の時代を法華経のパワーで乗り切ることをめざした。ただし、余分な力はスッと抜いて、安楽モードで。
仏典に関するメモ

正法⇒像法⇒末法【仏典に関するメモ】

仏典に出てくる気になる言葉やフレーズの意味や背景などを調べたメモ集。教えが伝わる効力、三つの時代区分。釈迦正法が五百年なわけ。日本への仏教公伝552年。「三時」と「五堅固説」。末法のエゲツなさ。念仏宗教、題目宗教、葬式仏教。などなど。
存在の正しい法則

解脱する四次元生命体と沈黙する菩薩たち◇LGBTQ龍王娘◆

法華経、提婆達多品後半のサーガラ龍王の娘のエピソード。四次元生命体である龍女が解脱する場面だ。法華経は人間以外の生命もすべて如来になれることを説く。また、古代インド社会に対してジェンダーフリーを訴える。LGBTQ法華経。さらにもうひとつ、八歳でも如来になれる。
存在の正しい法則

授記とビッグバン、終わりと始まり「オレの法華経をよろしく」②

時空を超越し、奇想天外、超巨大数が頻出、謎のメタファのかたまりのような法華経を「意味が分からない」と評する者も多い。だが一方で編纂以来二千年の長きにわたり多くの人に読まれ愛されてきた。像法~末法の苛烈な時代の中で法華経を維持してきた地涌の菩薩たちは、今もわたしたちを支えている。
存在の正しい法則

授記とビッグバン、終わりと始まり「オレの法華経をよろしく」①

法華経は時空のない世界で起きた出来事を3次元+時間の制約を受けているわたしたちにも理解できるように書き下ろされた。序品や見宝塔品の描写を仔細に見ると、まだいないはずの地涌の菩薩が未来仏として背景に写り込んでいる。彼らはすでに幾多の菩薩行をこなし、その過程で<自分の教え>を完成させ、如来として生きる最後の転生においてそれを体現する。