仏典に関するメモ

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観自在菩薩Avalokiteśvara②【仏典に関するメモ】

Avalokiteśvaraアヴァローキテーシュヴァラ観自在菩薩はサンスクリット語でAvalokiteśvaraアヴァローキテーシュヴァラ。アヴァ、ローキタ、イーシュヴァラの三つに分けて、アヴァ→Ava=下に、あまねく。ローキタ→lokit...
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観自在菩薩 Avalokiteśvara①【仏典に関するメモ】

観自在菩薩 Avalokiteśvara(アヴァローキテーシュヴァラ)有名な仏教経典「般若心経」と「観音経(観世音菩薩普門品)」に出てくる。観世音菩薩、観音菩薩、観音様、聖観音などいろいろな呼び方があるのは人気者の証し。日本で最もポピュラー...
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お釈迦様の地上での最後の言葉【仏典に関するメモ】

お釈迦様の地上での最後の言葉vayadhammāsaṅkhārāappamādenasampādetha (ヴァヤダンマー サンカーラ、アッパマーデーナ サンパーデータ)パーリ語の仏典『マハーパリニッバーナ経(大般涅槃経)』に記されている。...
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空 くう【仏典に関するメモ】

 空 くう(前回、「色」について簡単に書いたが、仏法の考え方では、色を定義づける時点でもうかなり空っぽい感じが出ているように思った)ここでは般若心経を念頭に置いて書いてみたい。いちばんザックリ言えば、『色=粒の世界、空=波の世界』という感じ...
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色 しき【仏典に関するメモ】

色 しき原語はサンスクリット語で ルーパ rūpa といい、意味は「色彩」、「形」さらに「目に見えるもの」といった意味だ。ただ、このルーパにはさらに深い意味があって、形の変わるもの、滅びゆくもの、という意味もあるという。そして「目に見える形...
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不確定性原理【仏典に関するメモ】

不確定性原理に関するいくつかの書物からの引用。糸川英夫『般若心経と最新宇宙論』カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている』小宮光二『釈迦が語る宇宙の始まり』スティーブン・ホーキング『ホーキング、宇宙を語る』YouTubeのもと物理愛『【量子力学】ざっくり理解』
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無生法忍【仏典に関するメモ】

無生法忍についていろいろググってみた。日本語のと、サンスクリット語でも調べてみた。「忍」には、「我慢、忍耐」という辛めの意味と「安住、確信」というポジティブな意味の二通りが込められているようだ。
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E=mc² 【仏典に関するメモ】

E=mc²mという質量は、それに光速度cの二乗をかけたエネルギーに変換される。このエネルギーは、プランクの定数hに光の振動数ν(ニュー)をかけたものに等しい。真空とは何もない状態ではなく、不確定性原理により許される短い時間内で、絶えず粒子と...
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日本の仏教公伝【仏典に関するメモ】

日本の仏教公伝は、西暦552年とされている。大中華をメイン思想に据えた古代中国の覇権主義的膨張に対抗するため、大和王権は国家鎮護の精神的支柱として仏教を導入した。仏教の伝来自体は個人レベルでいろいろあったようだが、「公伝」というのは大和王権...
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如来は最末法に現れる【仏典に関するメモ】

通常の仏教では「三時」と言って、如来の教えの変貌にしたがって「正法、像法、末法」の三つの時代区分が設定されている。だが実は、末法の次に「最末法」の時代が来る(小宮光二)。「正法の如来、像法の如来、そして最末法に如来が生まれてくる」。あるいはまた「如来は最末法にしか現れない」とも。