背を伸ばせば手が届く高さに君はいて
下にいるぼくに時々石をほうり投げてくる
よけるのがへたで 痛いね石が当たると
君はぼくを見てけらけらと笑う
背景の空は快晴 芝生はみどり
君の髪は風になびいてぼくは照れ笑い
この星ってまったくたいしたもんだ
こんな穏やかにふたり、笑ってるだなんて
ねえ雲は好き?「雲って好きよ
いっつも一緒にいられるから
でも石っていいね って君は言うんだ
え、なんで?ってぼく 聞いてるのに君は
答えもせずにまたけらけらと笑う
その声ははるか青空の彼方へ飛んでいく
1999/05/02 (日)
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