イエスキリストについて。聖書、四つの福音書、さまざまな書物。
現世利益その1 ユダヤ教をめぐって
現世利益といえば思い出したのがユダヤ教と観音様の観音経という正反対のふたつ。法華経観世音菩薩普門品はあらゆる世界に生まれたすべての生命をさとりに導く教え。ユダヤ教は徹底して現世利益を追求する宗教だ。《この世》での救いを追求するとはどういうことか。
内なる輝きの系譜~薬王菩薩本事品、マタイ、ルカ「世の光」~
「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時がくる」(ヨハネ4:23)ルナンは『イエスの生涯』の中で「仏典の中に、福音書の比喩と全く同じ形式で同じことを言っている箇所がある」と指摘している。もっともそれがどの部分なのかを彼は...
イエスの祈り ― ヨハネ福音書 第17章 ―
父よ、時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現すようになるために、子に栄光を与えてください。あなたは子にすべての人を支配する権能をお与えになりました。そのために、子はあなたからゆだねられた人すべてに、永遠の命を与えることができるのです。永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。わたしは、行うようにとあなたが与えてくださった業を成し遂げて、地上であなたの栄光を現しました。父よ、今、御前でわたしに栄光を与えてください。世界が造られる前に、わたしがみもとで持っていたあの栄光を。